米国
※ネタバレる なんでラ・ラ・ランドなのか全く分からなかったが、久々にアメリカはでかい国だと思った。 ラ・ラ・ランド(予告編) 撮影場のカフェで働く冴えない役者の女と、昔ながらのジャズを後生大事にしている偏屈男が、最悪の出逢いをきっかけに男女の…
◯◯と比べればマシ そう言って我慢するのは、決して褒められたものではないものの、スターリン時代のソ連に比べれば、今の日本の管理社会なんてマシでしかない。 映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』予告編 1953年、スターリン政権下のソ連で、子供たち…
今日8月15日は、昭和天皇が太平洋戦争の敗北宣言を国民に向けラジオで行った日だ。 「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び」 そう口にする天皇の肉声を国民が初めて聴いた日でもある。 090815玉音放送HD100年も経っていないのに何語だか分からない そもそ…
無理に思い出す必要は無いのだけれど、3月11日になれば自然と思い出さずにいられない東日本大震災。 僕などは直接的な被害という被害に逢っていないため、あの震災についてあれこれ口にすることすら少し躊躇われるが、誰もが途方にくれるような光景がテレ…
僕は宗教に入っていない。入りたいとも思わない。 子供の頃、辛い事があると、どうにかならないものかと都合良く神様にお願いした経験くらいはあるが、今じゃすっかり宗教を立ち上げて金儲けしたいなぁ〜と思うほどの不心得者である。 だから、本作で弾圧さ…
子供の頃、日がな一日”死”について考え、瞼を泣き腫らしていたことがある。 思い返せば、あれが初めて自身の死について自覚した時だった。 ・・・・・ 何故そこまで考えてしまったのかもよく覚えている。当時大好きだった学研の「ひみつシリーズ」(様々な分…
連休明けは自殺者が増えるなんていう物騒な話もあるけれど、今日がまさしくそれで、気が利かない会社はたった二日間でも今週から動きたいから出て来いと言う。いまだ週休二日なんて絵に描いた餅でしかないし、もっと法的拘束力をもってして国民を休ませたら…
ハリーポッターでスネイプを演じていた”アラン・リックマン”さんが亡くなったのを知って、思わず彼の出世作である「ダイ・ハード」を観たら寝坊してしまった。 『ダイ・ハード』 予告編 言わずと知れた名作。主演の”ブルース・ウィリス”にとっても大きく飛躍…
思い出は大抵美化される。良い思い出は勿論、苦い思い出さえ年月を経れば殆どの場合自己陶酔の一部になっていたりする。でも彼らとの出会いは”思い出”という補正を抜きにしても素晴らしいものだったと今でも思う。 『バック・トゥ・ザ・フューチャーpart2』 …
ヒッチコックっていうと、自分の作品へ記号を振るみたいに自ら出演する監督として有名ですが、大人になってから彼の作品を観直したことが無いので、ほぼ内容はうろ覚え。 だからこの映画「サイコ」の製作の裏側を描いとされる作品の随所に盛り込まれた小ネタ…
「思い出のマーニー」とは、1967年に”ジョーン・G・ロビンソン”さんが書いた小説で、ジブリがアニメ化したことで僕を含めた大勢の新規ファンを獲得した作品ですが、そこから遡ること6年前にウィンストン・グレアムさんが「マーニー(原題 Marnie)」と言う本…
僕はブログを書くとき、なるべく正確に自分の感じたことが伝わるよう試行錯誤するのですが、不勉強な上、元々直感で生きて来た人間なので、どう言葉に落とし込めば良いのか本当に悩んでしまいます。 マイケル・キートンの年輪が滲み出て、まさにハマり役だっ…
僕の親は、昔から毎日のように喧嘩ばかりしていた。 父親が食事もせず玄関の扉を怒りに任せて閉める音も、母親が部屋に篭ってすすり泣く声も、ある意味日常の光景だった。 それでも何故か、この二人は別れなかった。 僕を含めて子供が三人も居たし、まだまだ…
僕が初めて自分の携帯を手に入れたのがiPhoneだった。 それ以来ずっとiPhone一筋である。 何故にそれまでガラケーさえ持たずにいたのか?その疑問には答え難い。いやそうでもないか。 ようは頻繁に連絡を取るような人間関係が存在しなかったからだ。 ぶっち…
僕は漫画が好きだ。 当然のように子供向けのコミック雑誌に惹かれ、自然と姉の読んでいる少女漫画やレディコミも好きになった。 幾年の年月が流れ、今では始末に負えない本に囲まれている。 ところが、これまで僕はアメコミなる物に触れたことが無い。 幾つ…
結婚 それは地獄への扉を開く合言葉だと言われて久しい。 本当にそうなのかどうか、未婚の僕の経験ではなんとも言えないが、親や兄弟の辿った夫婦生活を長年見て来た結果言えるのは、地獄よりはマシだが、結婚しても良いことなんて増えないのは確かだという…
後味の悪い映画だった。 映画『キャプテン・フィリップス』予告編 ※ネタバレマスっ 何が胸糞悪いって、将来への不安はあってもまだまだ安定した生活を送っているアメリカ人船長と、間抜けなシージャックの主犯である若者以外、軍の手によって機械的に殺され…
映画『人生の特等席』イーストウッドコメント入り予告編 身体のあちこちに不安を抱えた老いぼれスカウトマンが、疎遠になりつつある娘との絆を取戻しスカウトマンとしての意地を見せつけるアメリカらしい王道映画なんですけど、イーストウッドがあまりにもヨ…
最近どの業界でも中年より更に上の年齢層が活躍している。 野球では昨日中日の山本昌選手が49歳で先発勝利投手になりましたし、つい先頃引退を発表した稲葉選手は42歳。全体でも35歳以上の選手が80人いる。 芸能界だってそう。テレビを付ければ子供…
もう一年以上行ってないような気がするほど久しぶりに(3ヶ月ぶりのはず。前観たのはオネェ映画)映画館へ脚を運んだ。 丁度夏も盛りを迎え、今年も映画が豊富な季節になり幾つか観たい作品があったけれど、やはり日本発のSF作品が元になっていると聞いたら…
4月になって暖かさを感じる日が北海道でも増えて来たなか、極寒の地で身も心も凍り付く哀れな男の映画を観ました。 映画『THE GREY 凍える太陽』予告編 最愛の人と悲しい別れを迎えたばかりの主人公オットウェイは、大自然に囲まれている地下資源採掘場で、…
僕らは朝8時か9時には大抵会社でなにかしらの雑務をこなし始め、大陽が沈む頃まで齷齪働いている。 労働なのだから正直楽しく無い事がほとんだ。自分だけの仕事で評価が決まる作業でも上手くいかなければイライラするし、チームで動くとなると、脚を引っ張…
『夫婦喧嘩は犬も食わない』なんて言葉があるけれど、同性愛者同士の喧嘩も不毛でしか無かったです.... 映画『恋するリベラーチェ』予告編 50年代から80年代まで活躍した実在のピアニスト”リベラーチェ”と、彼と数年付き合った挙げ句捨てられた事に逆恨…
早朝とある一家の元に届いた謎の小包。 開けると中にはスイッチの付いた箱と手紙が添えてあり 「午後五時にMr.スチュワードが伺います」 とだけ書かれていた。 何がなんだか分らないままMrを待ち受ける”キャメロン・ディアス”演じる”ノーマ・ルイス” 時間キ…
宇宙と言えば、それこそ子供の頃に「いつか」は行きたい場所第1位でした。 ふわふわ浮遊する身体を楽しみながら、あれが自分の産まれた場所だと信じられないほどの絶景を堪能し、未知の世界への第一歩として月面探索をしてみたかった。 勿論、事故が沢山起…
大物監督が『製作総指揮』した作品は、どうも出来にムラがあってイマイチってのが多い。基本的なコンセプトは面白いのに、役者が微妙だったり映像がCGによる作り物であるのが丸わかりだったりと問題が点在してるのをよく見かけます。 パプアニューギニアの密…
年末が近づき、また映画館が新作で色めき立っている中、一日の仕事終えてからいつものようにレイトショーへ。 SPECの完結編を1番に観たいところだったけれど、もう終わりそうな作品をあえてチョイス。 しかしその選択を2時間後に後悔する羽目になる.... 映…
本人をほとんど知らないのに観ても仕方無いかと観ずにいた”レイ・チャールズ”の伝記映画『Ray』ですが、音楽だけを頼りに生きてゆく彼の弱さと抜群のセンスを”ジェイミー・フォックス”が熱演しているので、本人を知らずとも人間ドラマとして見応え充分な作品…
ヘタレでオタクな青年が、脳に国家機密が詰まった<インターセクト>をインストールしてしまい、超人的な技能を瞬時に呼び出して使えるようになるという、なんとも現代的なアメリカンヒーローが”チャック”でしたが 「ねぇド◯えも〜んっ!」 な感じで、毎度ヒ…
産婦人科医の”キャサリン”は、大学教授の旦那さん”デビッド”と息子の”マイケル”と豪邸で三人暮らし。 年頃の息子がちょっぴり反抗期ではあるものの、公私共々幸せなアメリカ家庭だと思われたが、デビッドの誕生日をサプライズパーティで祝おうとした夜からキ…