無差別八方美人?

全然無差別じゃないおじさん

ゲド戦記

さようなら、アースシーの人々よ...「ゲド戦記 ゲド戦記外伝/アーシュラ・K・ル=グウィン/岩波書店/2006年/小説/感想」

とうとう本当に読み終わってしまった。 長いようで短かったアースシーの物語。振り返ると、沢山の出来事がありました..... ”ハイタカ”が呼び出した恐れと言う名の影との戦いも 闇の神殿に心を囚われた少女”テナー”の葛藤も 若き王子”レバンネン”と、ハイタカ…

きっとこれが本編最後...「ゲド戦記 アースシーの風/アーシュラ・K・ル=グウィン/岩波書店/2006年/小説」

とうとうゲド戦記の本編を読み終わってしまいました。作者も高齢ですし、終わり方もゲド最後の物語である事を物語っていましたから、これが本当の最終巻になる事でしょう。 今更物語の完成度に関してコメントするまでもなく、充分に読み応えがある5巻目でし…

ゲド戦記 旅情編「お気楽大賢人と気苦労な王子」『ゲド戦記 さいはての島/アーシュラ・K・ル=グウィン/岩波書店/1972年』

とうとうアニメ版に出ていた”アレン”君が登場しました。この「さいはての島」では、ゲド達の住む世界で、少しづつ広がってゆく異変を調べる為に、ゲドはアレン君をお供にして、あての無い旅を続ける事になります。 行く先々で人々の変わり様を目にし、肌で感…

喰らわれし少女の憂鬱。「ゲド戦記 こわれた腕環/アーシュラ・K・ル=グウィン/1976年/岩波書店/小説/感想/レビュー」

ゲド戦記の二巻目、”こわれた腕環”読了。今回の主役はゲドではなく、暗黒の地下迷宮を護る巫女。運悪く、先代の巫女の死んだ日の夜に産まれたせいで巫女に選ばれてしまった少女が主役です。 彼女を家族から半ば強引に引き離し、巫女にするため連れて来た者達…

る=ぐうぃんゲドを読んで見た。「ゲド戦記 影との戦い/アーシュラ・K・ル=グウィン/清水真砂子/岩波書店/1968年/2006年/小説/感想/レビュー」

原作ファンどころか、ジブリファンにも不評だったアニメ版「ゲド戦記」 あまりに残念な内容から、原作の良さを疑う人も多かったのでは無いでしょうか?表面的な印象(タイトルや表紙)からして、派手さの無い作品ですし、”ゲド”と言う呼び名も、”外道”と言う…