ジブリ
その昔、日本の定年制度は55歳から始まったと云う。 そこから平均寿命の上昇や雇用確保の問題等を経て、今ではまさかの70歳まで引き上げている会社もある。 なんなら働くのは幾つになろうとも可能とな時代である。 しかし、ルール上働けるとされたところ…
『君たちはどう生きるか』 この仰々しいまであるタイトルが宮崎駿監督の新作として公表されてから5年以上が経った。 その間、高畑さんのこともあったので、1年、また1年と過ぎる度、本当に完成するのだろうか?と、勝手に心配しつつも、鈴木敏夫さんのラ…
ようやく北海道も春らしくなり、そろそろ車の整備もしなくてはと、ガソリンスタンドまでオイル交換に行った。 同じように考えた人が多いのか混み合っていたのだけど、タイミングが良かったようで待ち時間がそれほどかからず終了。 待っているうちに読んでい…
大まかに”団塊の世代”と呼ばれる人達のことを、僕は実に羨ましく思っています。 今のようにテレビや冷蔵庫が家にあるのが当たり前では無い時代ではあっただろうけど、それこそ貧しい中だからこそ、楽しみや生き甲斐を見つけるんだ!という力の湧いて来る時代…
ほとんどの作品に人と自然との共生について盛込み続けているスタジオジブリでは、森のオバケだの、人間に変身するお調子者のタヌキだの、果ては大津波を連れて来る魚の女の子まで大活躍しちゃうわけですが、そんな方向性を運命付けた作品が「風の谷のナウシ…
本を読んだり映像作品を観ていると、自然に一体どんな人が作っているのか?と知りたくなるもので、作り手がどんな人間であるかを知ることにより、作品をより深く理解し愛するようになることもしばしば。無論、逆に作り手の生々しい精神に触れて作品ごと嫌い…
劇場公開から約ひと月が経とうとしている「思い出のマーニー」 鑑賞した人達の評価は他の上映中作品と遜色無いのに、先に公開していた作品より早くランキングを下げているのがとても残念でなりません。決して思春期の子供達、特に女の子にだけ感動の波が押し…
今日が終戦記念日であるからでも無いけれど、ポニョのついでに「風立ちぬ」も借りたから観直してみました。 二度目であるし、物語がどう展開するか分かっていても、やっぱり泣いた。エンディングでユーミンの「ひこうき雲」が流れるのは反則ですね.... 荒井…
スタジオジブリには、2人の化物がいる。宮崎駿と高畑勲だ。 作家性こそ真逆に思える両監督だが、子供が泣いたり笑ったり、感情をあっちへこっちへ忙しく動かしてしまうような表現の豊かと、そこはかとない毒とを混在させた作品を昔から作り続けて来た。 し…
さんざんテレビやDVDでジブリを見守り続け、ジブリ以前の宮崎さんが監督として参加した長編作品もほぼ全て鑑賞し、最近じゃちゃんと劇場へも脚を運ぶようになった僕ですが、唯一観ていない作品が「崖の上のポニョ」でした。 アニメ製作の現場で作画をPC上で…
借りぐらし〜とは、文字通り宮崎駿ワールドを借りてきて作った映画だった。 そのため監督である米林さんが、大き過ぎて合わない服に身体の方を無理矢理合わせようとしてしまい、どんな素人目にも分かる不協和音でギクシャクしていました。 しかし、今回の「…
何年経っても、何度眼にしても、変わらない面白さがあるジブリ作品。 米林宏昌さんの2作目である「思い出のマーニー」が上映されるのに合わせてのキャンペーンの一環であることが分かっていながらも、ついついジブリ映画3週連続放送の2週目「となりのトト…
地上波で映画を流しても、めっきり数字を取れなくなった今の時代。 テレビで流す映画は賞味期限切れのお金の掛からない物か、最新作が上映中または上映間近な作品、そしてジブリの映画ばかりを流すようになりました。 しかも夏と言えばジブリだと言わんばか…
初めて『文藝春秋』なるお堅いイメージの小雑誌を買った。 宮崎駿・高畑勲・鈴木敏夫 合わせて216歳の濃密そうな鼎談が掲載されていたからだ。 文藝春秋と言えば、政治思想的に偏っている雑誌で、一部の「側」の人間を心地良く思わせるのを生業にしている…
これまで近年を除き、多くの場合”宮崎駿”さんと”高畑勲”さんが分け合うように交互に劇場長編アニメを作って来たスタジオジブリ。 その唯一の例外が「となりのトトロ」と「火垂るの墓」の二本立てでした。 よくよく考えると、あんなに国宝級のアニメ2作品が…
プラモが作りたいっ! 連休が近づくたびにそう考え、大抵は「また今度」と折り合いを付けて諦めてしまう僕。 以前塗装までしっかり手掛けた模型は3年前の”エンゲージオクターバー・SR1”のレジンキャストで、それ以来素組以外でプラモを作っていませんでし…
僕は劇場でジブリを観た事が無かった。 昨日の夜まで。 ウチの親が自分も楽しめる洋画ばかりを好んで子供に見せていたのもあるが、何処かアニメは映画館で観るものでは無いような気持ちも僕の中にはあったのです。 そんな気持ちを打ち破ったのがエヴァだった…
7月に入ってから金曜ロードショーで宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」公開記念と題してジブリ作品ばかりを(毎年夏はジブリな気もする)放送していて、もう何度目か分らない「耳をすませば」が第一弾で登場し、Twitterでは”聖司”くんの用意周到なストーカーっぷ…
監督デビュー作で内外からコテンパンにされた”宮崎吾朗”さんだが、2作目は思っていた以上に作品になっていました。 『コクリコ坂から』予告編2 TheUnofficialTrailer for StudioGhibli "FromUpOnPoppyHill" かなり昔の少女漫画が原作なので、すっかりジブ…
天空の城が初めて落ちてから、どれだけ経ったろうか?ジブリ作品の中でも、根強い人気を誇る今作は、長い歳月の間に何度も何度もテレビで放送されて来ました。 そんなラピュタが地上波で、劇場に勝るとも劣らない美しさのHDリマスターで観れる日が来るとはね…
いつものように今更話題作をチェック。それと言うのも、TSUTAYA DISCASで頼んでいたのですが、あまりの人気でまったく順番が回って来ず、こんな時期外れになってしまったのでした... さて、宮崎駿監督がこれからのジブリを背負う者として送り込んだ”米林宏昌…
普通に何処でも居そうな、ぼんやりと毎日を過ごす遅刻常習の女の子”吉岡ハル” ある日凄い行動力で猫を助けた彼女、しかしその助けた猫は ”猫の国”のプリンスだった!!その日を境に、ちょ〜迷惑な猫の恩返しが始まる........♡ ジョン・デンバーの名曲”カント…
公開開始からもうすぐ一ヶ月が経つ「借りぐらしのアリエッティ」 その完成までの道のりは、僕らが思う以上に険しかったようです... 皆さんご存知のように、ジブリの人気作のほとんどが”宮崎駿”監督によるものです。今はまだ元気な監督ですが、今年で69歳を…
ジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」の公開が今月17日に迫り、世間ではまた、ジブリ熱が再燃し始めたようです♪ 映画のプロモーションとして金曜ロードショーでは、もう放送した「紅の豚」「耳をすませば」そして次週放送の「ハウルの動く城」4連続…