無差別八方美人?

全然無差別じゃないおじさん、はてなブログに引越し中です。

徳間書店

ヒトに押し付けられた本の方が、ページをめくる手が軽い時もある「銀河郵便は“愛”を運ぶ」大原まり子(著)/徳間書店/感想

普段読む本は、基本的には自分で選んだもの(書店員さんのディスプレイ方法や、ネットショップのオススメに乗せられている場合も自分で選んでいると仮定して)を読む人間なのだけど、これでも”お節介”で本を提供してくれる知人が居たりするから、僕のような…

変態出来ない変態が羨む青い変態「ぼくらのへんたい 10完」ふみふみこ/COMICリュウ/徳間書店/感想

父親は居るものの、日頃留守がちで母や姉二人と過ごすことが多かった僕は幼い頃普通に気弱で、よく「逆(姉と性別が)だったら良かったのに」と周囲から言われたものだった。 徐々に体が大きくなり、男友達と遊ぶようになれば流石にやんちゃな男の子になって…

変わりたい気持ちに性別も優劣も必要無い「ぼくらのへんたい 1巻」ふみふみこ/COMICリュウ/徳間書店/感想

人は何かしらの問題を抱えた時、似たような境遇にある誰かを潜在的に求めたりするものですが、今のようにネットが在って当たり前な時代は、案外あっさり赤の他人と悩みを共有出来てしまうから、逆に有り難みを実感していない人も多いのでは無いでしょうか? …

息継ぎも忘れて潜ってしまいたい....「深淵を歩くもの」小中千昭/徳間書店/感想

徳間が”デュアル文庫”を立ち上げたあの頃、2、3点気になる作品の一つだった本作。lainの小中千昭さんだと分かっていても、何故か買わずにスルーして「野望円舞曲」だけを手に取っていました。まだ”田中芳樹”氏の本ばかりの偏った読書をしていたせいかもし…

今なら何処をクリックしても火が付きそうな銀英伝「クリックまんが銀河英雄伝説」徳間書店/PS/1999年

あまり誰も気にしていないでしょうが、今回の藤崎竜氏によるコミカライズは、様々なジャンルへと膨張を続けた銀河英雄伝説という宇宙が、惑星”トクマ”から完全に旅立った瞬間でもありました。 今までに徳間書店以外で原作本や漫画が出たのは、版元が動いてか…

狂気が狂喜を産み、凶器を産み落とす「愛と悔恨のカーニバル」打海文三/徳間書店/2003年/小説/感想

本書を読み終えて最初に思ったのは、これ以上の愛情表現は無いだろうということ。様々な愛の形をハードボイルドと言うオブラートに包み、僕らに届けてくれた打海文三さんだが、彼自身はどんな愛を渇望していたのだろうか?..... インモラルで片付けて良い気…

”小白の栴檀草”の花言葉を君に贈ろう「兇眼」/打海文三/1996年/徳間書店/小説/感想

もう色々と本が山積みだったり、買いたい本がまだまだあるけれど、しばらくは”打海文三”さんにどっぷり浸かろうと今回も”アーバン・リサーチ”シリーズを読みました。 そのむかし大学助教授だった主人公”武井”には、触れてもらいたく無い過去があるのだが、そ…

新刊発売前に間に合った!「タイタニア」/田中芳樹/徳間書店/1988年/小説/感想

十数年振りに再読したけれど、皆さんはタイタニアを知っているだろうか? 「銀河英雄伝説」で味を占めた徳間書店が二匹目のドジョウを狙って”田中芳樹”氏にどうしてもとお願いした結果作られたスペースオペラで、傀儡としての王を掲げ、自らは臣下として身を…

こんな有名アニメーターも、漫画を描いた事があった。

今現在、世界的にも有名で巨匠と言えるアニメーターやイラストレーター達にも、仕事をえり好みする事が出来ない時代があり、その結果産まれた創作物は著者の意思に関わらず、ファンにとってかけがえの無い宝として語り継がれています.... 今日は、そんな巨匠…