無差別八方美人?

全然無差別じゃないおじさん

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

噛めば噛むほど愉しいアニメにこそ貢ぎたい「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ 第1巻」水島精二(監督)/會川昇(脚本)/ボンズ(制作)/感想

物凄く振りにアニメのBDを買った気がする。しかも1期が放送したばかりの焼きたてホヤホヤのコンレボである。 地デジに移行して数年経ち、HDだ4Kだと、アニメも高画質で観られるようになった為、正直DVDやBDを買わなくとも綺麗な物を綺麗なまま愉しめる時代…

壮大なスペースオペラもDMMの手に掛かれば金の成る木の四畳半ブルースに早変わり「銀河英雄伝説タクティクス」DMM

冬のせいなのか、歳のせいなのか、いよいよゲーム熱が萎んで来た僕は、相も変わらず”Warframe”でMODや設計図の断片集めに勤しんでいる。以前よりレアな物が出難くなった感じがするし、はっきり言って仕事でしかない。狙った物が手に入るまで止めたく無い、で…

錦織はテニスが仕事。ファンは身勝手が仕事。

昨日は何かとスポーツが熱かった。 錦織圭が王者ジョコビッチと対戦し、U23サッカー日本代表もリオ五輪のアジア予選突破がかかる試合に挑んでいた。 結果は対照的な物に終わり、錦織は力負けし、U23は競り勝った。どちらも負けたら終わりの勝負だけに、大勢…

宇宙だろうが電子の海だろうが、生命あるところに物語は生まれ出づる「汝、コンピューターの夢」ジョン・ヴァーリイ(著)/大野万紀(訳)/東京創元社/感想

SFに限らず、自分が生まれた頃や、それ以前に初出したような小説を読む時は少し腰が引けてしまいます。文体や価値観の違いに振り回され、十二分に楽しめないことがあるからです。特にSFに関しては、10年、20年、30年と経つことにより、フィクションを…

清く明るく逞しくっ「キラリティ[chirality]」大石まさる/少年画報社/感想

ぱっと見、まるで宇宙を感じさせないのに、中身を読めばバリバリSFしてるのは前回の「ライプニッツ」と同じで、今回はとてもレトロフューチャーなファンタジー作品を匂わせる表紙だった。 ”今から遠い遠い未来、人は星の海遥か彼方へと辿り着いていた。火星…

あの日見た純真は脳内補正の蜃気楼

前回、子煩悩と言うかロリコン心がむずむずして飯田里穂の昔の写真を引っ張り出したけれど、お陰様でスイッチが入ったように保存しておいたピュアピュアのモデル達を懐かしく眺めていた。 芳賀優里亜 石田未来 志田未来 末永遥 大沢あかね 長澤まさみ 宮崎あ…

あの時の子供が今じゃSay You?!「プール」飯田里穂/写真集

普段周囲に、変態だホモだと好き勝手に言われている僕だが、あえて”どちら”を向いた人間なのかはっきりさせねばならないなら、ロリコン男だと思っている。姉が二人いるから、女と言う生き物がどれだけ恐ろしいか思い知っているくせに、未だ無垢な少女が振り…

選択とは、より良い嘘に寄り添う事なのかもしれない「amazarashi 5th anniversary Live Tour 2016 「世界分岐二〇一六」Zepp Sapporo」感想

今更自分を「空っぽ」であると言葉にするまでもなく、形振り構わず突き通せる夢なんて持ち合わせていない人生だから、たとえ自分自身がジレンマの痛みに晒されるとしても一歩も引こうとせず唄う”秋田ひろむ”には強く惹きつけられる。 現代は欺瞞に殺される人…

替えがきかないのは主役ではなく、脇役なんじゃないかと思う今日この頃...「ダイ・ハード」ブルース・ウィリス(主演)/ジョン・マクティアナン(監督)/感想

ハリーポッターでスネイプを演じていた”アラン・リックマン”さんが亡くなったのを知って、思わず彼の出世作である「ダイ・ハード」を観たら寝坊してしまった。 『ダイ・ハード』 予告編 言わずと知れた名作。主演の”ブルース・ウィリス”にとっても大きく飛躍…

開かずの扉は、あなたに開かれるのを待っている「ようこそニューワールド」コモトミ裕間/ふゅーじょんぷろだくと/BL/感想

今年一本目のBL漫画を読んだ。普段ならあまり手にしないガッツリ本番のあるやつだった。 何故に買ってしまったのか?と、聞かれれば、この表紙を見掛けて買わない奴がいる方が不思議だと答えるしかない。構図を決める時の指枠に収まる全裸で縛られているイケ…

女子高生でありながら、中身は中年男性と言う罠...「女子攻兵 7(完)」/松本次郎/新潮社/感想

”女子高生” それはしがない中年(♂)にとって、色んな意味で憧れを抱いてしまう眩しい存在である。 特に上司や家族に小言を言われ、好きだった事(物)も年々素直(新鮮)に楽しめなく(感じなく)なり、いつの間にか笑えるのは他人の不幸と萌えアニメだけ、…

正しさと言う幻想の煌めき「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」水島精二(監督)/會川昇(脚本・原作)/ボンズ/感想

年も明け、録り溜めたアニメもほぼ消化し、ようやく新番を落ち着いて観れる時期になった今頃、コンクリート・レボルティオの1期を観終わった。そもそも分割2クールだと思って居なかった為、少し肩透かしを喰らった感じである。今週も放送されると普通に思…

風呂に入らずんば安らぎを得ず「テルマエ・ロマエ 6巻」ヤマザキマリ/エンターブレイン/感想

今日も休み返上で仕事かぁ...と、いつものように朝風呂でまったりしていると、ふと「テルマエ・ロマエ」の6巻をまだ読まずに放置していたのを思い出し、何かとしなければいけないことを放置して読んでいた。 風呂は魂の洗濯だ。なんて言う人もいるが、本当に…

どんな過去も、現在の自分に欠かせない宝物「ヒルコ/妖怪ハンター」諸星大二郎(原作)/塚本晋也(監督)/感想

「KOTOKO」「野火」と観て来て、いよいよ自分が塚本晋也監督作品が好きであると確信した僕は、手始めに直ぐ観始める事が出来る「鉄男」から時系列に沿って鑑賞してみることにした。 最初に観た「鉄男」は噂通り面白く、これぞ原点と感じさせるに十分な作品だ…

無様に屈する僕の鉄錆を誰か喰らって下さい「鉄男」塚本晋也(監督・脚本・美術・照明・特撮・編集)/田口トモロヲ(主演)/感想

昨夜はいつもよりディティールの細かい変な夢だった。 様子のおかしい人々の群れを乗り物で振り切り、仲間との合流地点であるしばらく使われて居ない建物へ逃げ延び、皆と一息つきながらあれこれし始めるのだが、僕はじっと大きなシラミのような生き物が建物…

僕の手に負えない面白さ「天冥の標IX PART1 ヒトであるヒトとないヒトと」小川一水(著)/早川書房/感想

この物量で年に1、2冊も出る天冥の標。他にも執筆しているのだから、けして小川一水さんの執筆は遅くは無い。 でも、僕個人の問題として読み直す暇を上手く作れず、ここに来て時折「この人前に出て来たっけ?」となる時がある。流石に週刊漫画でも無いのだ…

演技が不要な1日「glee シーズン5 #3」FOX/感想

長かったお正月休みも今日で終わってしまう.....と、しみじみ噛み締めつつFOXで一挙放送していたのを録画してあった『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』の最終回を今朝は観ていて、これがなかなかどうして久し振りだったせいか面白かったから、今回は…

30代の大人が観ると、こんな感想ばかりが湧いて出る「妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」レベルファイブ/感想

元旦である昨日は、人並みにテレビを良く観ていた気がする。 とてもじゃないが6時間放送をそのまま観る気にならないガキの使い絶対に笑ってはいけない名探偵24時の録画を倍速で見始め、番組内番組とでも言うべき恒例のコーナータイムで、岡田圭右が宮迫と、…

明けましておめでたい人、そしておめでたくない人

あけまして、おめでとう。か、どうかは、正直よく分からないけれど、暦上は2016年に突入であります。 申年と言うことで、各地の動物園も猿山に力を入れて来るんじゃないでしょうか? まあ、動物園には、たまに仕事で行くくらいであまり興味無いですが...…