12月も中旬となり、なんだかんだで姪っ子達へのクリスマスプレゼントを考えなきゃならないと、昨夜はネットを眺めていた。
結局、例年通り金に物を言わせるかのような駄目な大人っぷりでニンテンドーのプリペイドをあげることにした。
一応、それだけでもあれだから、クリスマス仕様の大きな靴下にお菓子と共に入れてやろうと思った。
すっかり、貰う側からあげる側になってしまったものである....
そんな話はさておき、今回30周年を迎えたOVAは「Good Morningアルテア」。隠れた名作との呼び声もあったりなかったりする本作、個人的には正直隠れたままの方が良いような気がしないでもない。
まるで日本とアメリカのような構図だ。第三の脅威が居ないと結束出来ない辺りが更にアメリカを匂わせる
メカと美少女と呪文(?)が入り混じる本作らしいタイトルロゴ
製作陣は物凄い。「覇王大系リューナイト」や「星方武侠アウトロースター」の伊東岳彦が別名義”Black Point”で原作を担当し、原案”板野一郎”、作監”谷口守泰”、キャラデザ”菊池道隆”、メカデザ”逢坂浩司”と知らぬ者がいないメンツがぞろぞろ名を連ねている。しかし、出来上がった物はどうかというと.....なんとも言えない不協和音でお世辞にも名作とは言い難い。
キャラ、これは良くも悪くもこの時代の物だろう。あまり格好よくは無いが、メカも当時のSFの色がよく出ている。作画に関してもそこそこまとまっていて、この時代なら有りだろう。
あの時代のヒロインは全裸登場がざらだった。初回でラッキースケベが展開する今時のアニメをバカに出来ないレベルでだ....
全体的なディティールは微妙だが、細かな部分への拘りは感じられる
結局のところ、世界観やセリフ、そしてせっかくの設定を活かしきれていないまま、ラブロマンスに落ち着くところが微妙に感じるのかもしれない。こころなしか堀川りょうさんの演技にも熱が入っていないような気も今見るとしてしまう。ヒロインの演技が粗末だったからかな?......
優秀なスタッフがいれば良いアニメが出来上がるわけではないな思う作品である。改めて観直してみても、イマイチ面白いと感じなかった。今でこそ大御所と呼ばれる人たちも、当時はまだ新鋭と言える年齢だったわけだし、あの頃の作品をどんな風に感じているのか聞いてみたいものだなぁと思った。