小さい頃、いや、今もそうかもしれないが、僕は手紙を書くのが苦手だ。お正月の年賀状も上手く書けた記憶がない。
そもそも字が汚いので、自分が書いたものを誰かに読ませると云う行為が怖くて仕方ないまである。
今はすっかり電子の世界。だから字の汚さより文章の綺麗さが気になるところではあるものの、長い間ブログを続けて来た今も文章力が身についた気がしない。ただただ勉強不足をネットの片隅に撒き散らしているだけ。情けない自分を情けないで片付けるしかない、しがない生き方が骨の髄まで染み込んでしまったようだ。
こんな駄目な人生を歩んでいると、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのような、ひたむきさが眩しくて仕方ない。本人は愛を知る為に生きているつもりかもしれないが、その葛藤自体が愛そのものであることを自覚すべきだと彼女に抗議したい。それはそうと、今回見た『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝- 永遠と自動手記人形 -』、非常に多彩な味わいをくれたような気がした。出自が訳ありな令嬢とヴァイオレットが友情を育むパートは珠玉の百合展開であったし、来る日も来る日も配達作業に追われる青年の労苦が報われるようなエピソードも、令嬢と関係のある少女の物語と絡み合って涙ちょちょ切れ必至であった。手紙を書く者、手伝う者。そしてそれを届ける者。それら全ての者達が主人公。見終わった頃には、そんな気持ちでいっぱいになっていた。今になって去年公開の映画版を劇場へ観に行かなかったことを深く後悔し始めている..........
植物が芽吹く瞬間や髪を結う動作とか、ダンスの際の足捌きとか、そういうポイントの作画が非常に丁寧。力を入れる部分に女性らしさを感じる。
— はづき (@i_lain_i) July 1, 2021
ヴァイオレット・エヴァーガーデンが15歳未満に推奨しないって云うの意味不だわ。絶対子供のうちから見た方が良いと思うのだが….. pic.twitter.com/IuPn2RUST4
— はづき (@i_lain_i) July 2, 2021
今の社会情勢や個人的なことも含め、非常に心が萎える毎日だが、この作品に触れると明日もまた仕事を頑張ろうと云う気持ちが湧いて来る気がする。自分がやった仕事に対する誰かの反応を直接得辛い職業も多々あるだろうけれど、「ありがとう」の気持ちが返って来るような仕事を心がけたいものである。誰の為でもない、自分に胸を張れる自分であるために。
格好つけたくもなるよね。彼女達を見ていたら....
明日も頑張って生きよう..........
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