遅く起きた日曜日、何を差し置いても観ようと思っていたのは「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」だった。
リヴァー・フェニックスが活躍する冒頭のシーンもやはり良い....
練習したら俺にも出来ると信じてた pic.twitter.com/bZk7fzjvrL
— はづき (@i_lain_i) November 1, 2020
ほんとに何度も練習したw
いつもと違う仕事じゃない仕事を終え帰宅すると、待っていたのはショーン・コネリー死去のニュースだった。とうに役者を引退して久しい方であり、享年90歳と云うのだから順当な別れではあるけれど、寂しいものは寂しい。もっとも彼の演技に親しんだ世代は、自分の親の世代だと思う。007シリーズやヒッチコック作品への出演も60〜70年代だし、インディ・ジョーンズシリーズも今考えれば80年代だ。映画館で彼を観たことは正直無い気がする。
子供の頃も今現在も、007に興味がなくて見たことがないため、自分にとってのショーン・コネリーは最後の聖戦前後までになる。せいぜい「アンタッチャブル」「レッド・オクトーバーを追え!」くらいで、近年「マーニー」をたまたま観た程度にしか彼の作品を観ていないはずだ。それでも強烈に彼の顔は焼き付いている。一度見たら絶対忘れない出で立ちと演技だった。眼光鋭い眼差し一つで、その場を支配するような存在感だったのだ。
でも、彼の本当の魅力は、三枚目にあったと思っている。インディジョーンズは最たるものだった。最後の聖戦でショーンはインディの父親役をやり、同じように考古学馬鹿のヘンリーとして大活躍。誰が主役か分からないほど良い味をだしていた。こんなに可愛いショーン・コネリーを観れる作品は他にないだろう。多分w
最後の聖戦のショーン・コネリーは癒し。可愛い。 pic.twitter.com/b8XtKE8a9q
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後ろの席に収まる姿や、11時の方向と言われて時計を出したり尾翼撃ったあととか最高に可愛いでしかないw #ショーン・コネリー pic.twitter.com/hPEjOA14mk
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ここも好き #ショーン・コネリー pic.twitter.com/U9MHJWatIU
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とても愛らしい方だった。こんな歳の取り方を自分は出来やしない。不摂生やストレスで早死にしたり、非業の死を迎える役者も少なくない業界において、彼のように生きるのは稀なことですらある。改めてお悔やみを申し上げたい。
それはそうと、いつぶりかに最後の聖戦を観たが、普通に面白すぎた。コメディ路線なのに主役が人を殺しすぎではあるけれど、テンポ良くシーンが繋がっていくのは快感ですらあった。実物をふんだんに利用したギミックの数々で盛り上げるアクションシーンも、今じゃ限られた監督しか実現できやしない。CGが便利になりすぎたのだ。インディがネズミだらけの地下で探索するシーンだって、実際に繁殖ネズミを数千匹用意して撮影していると云うのだから、今同じことをやれと言われても誰1人やりたいと言い出さないはず。
本物を使う臨場感、それの大切さはかなり見直されている。クリストファー・ノーラン作品に大勢が感嘆の声をあげたことでも証明された。いよいよCGなのか本物なのか分からない時代が訪れて、それでも本物のもたらす何かを自然と感じとっている我々。
まだ暫くは人間が必要な時代は続きそうだ。
生身の誰かを愛おしく思えるうちは....
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