物凄く久し振りにゲームをクリアした。
勿論fallout4でもドラクエでもモンハンでも無く、タイトルにある通りCoD:AWであります。
既にCoD:BO3が発売されているにも関わらず、中古で安く買えたAWを遊んでいると言う、財布事情とゲーム熱の低下が深刻な僕ですが、久し振りに戦争物のFPSをやると、作業感たっぷりなWarframeを遊んでいる時の猛烈な眠気は影を潜め、夜にお目目ぱっちりで寝落ちせずに済んだのがまず良かった。CPU相手でも、脳内に分泌物が生成される憎い演出の数々が相変わらず海外ゲームは上手いですよね。
ストーリーは単純明快な内容なので、ネタバレしても全然問題無いと思いますしゲロってしまいますが、国の拙い作戦により我が子を失った兵器会社のトップが、息子の親友で、息子の命と引き換えに生き延びた主人公の心に付け入り、復讐の手駒として使おうとするも、真実を知った主人公に野望共々滅ぼされると言う、近代アメリカの”傲慢”が産み落としたテロリズムの一端を描いた作品でした。
噂通り、愛国心の元に命を落とした息子の誇りを踏み躙る父親ジョナサン・アイアンズのモデリングの元である"ケヴィン・スペイシー”が物凄くフィーチャーされており、悪役の存在感が抜きん出ている為、ストーリーがより味わい深い物になっていた気がします。主人公がムービーに登場し喋るのはちょっと没入感を阻害していた気はしますが、この手の映画を観ている気になれば、それと意識せず綺麗な映像を楽しめる良作であります。
乗り物を扱うシーンが少々大味ではありますが、”Infinity Ward” ”Treyarch”に次ぐ第三のCoD生産工場として、"Sledgehammer Games"は、それなりに軌道に乗るかもしれませんね。ただ近未来兵器物より古い時代の戦争の方が僕は好みなので、どうせ第三のCoDを作るなら、オープンワールドな第二次大戦物という選択肢もあるんじゃ無いかと思いました。
CoDは安心安定の時代劇的面白さは有りますが、
是が非でも発売日に遊びたいタイトルと言うゲームではなくなりました。確かに外骨格スーツや周囲の音を消音出来る装置等が登場するからこその演出がAWにはあったかもしれないけれど、石器時代という尖った場所を掘り起こした「Far Cry Primal」の方がよほど魅力的に見えてしまうのも、また事実です。映像が綺麗。遊び易い。兎に角ド派手。そういうのも大事でしょうが、「ゲーム」とはなんぞや? と言うのを、マルチモードだけではなく、キャンペーンモードにもちゃんと封入して欲しい。ただレールの上を自動で進むゴンドラに乗りアトラクションを楽しむのも良いけれど、このゴンドラを動かすにはどうしたら良いんだ?と程よく僕らを悩ませ、「なるほど!」と思わせてくれるゲーム性こそ、プレイヤーが1番求めている物のでは無いでしょうか?少なくとも僕はそうです。
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ストリーク要素が好きになれないマルチや、ゾンビモードは面倒なのでこれでAWはおしまいにします。マルチは発売と同時、もしくはβの頃から参加して無いと、ボコられに行くだけになるので、発売からこんなに経ったタイトルは尚更やる気になりませんね。
夜な夜な悪態を吐いて吐かれて悶々とする日々には、まだ戻る気にならないようです。もう歳なのかな.....
BFが原点回帰してスポーティになる前のもっさりした仕様に戻ったり、コンシューマ版カウンターストライクに、まさかのアップデートがくれば話は別ですがね🔫