ここのところずっとボンジュール鈴木さんばかり聴いている。
”CHARA”や"やくしまるえつこ”さんと似たような声質が何処となくエロチックでチャーミングなのがツボに入ってしまった。
全て自分で仕上げているという楽曲にしても、個人的にあまり聴いていないジャンルである”エレクトロニック”がファンシーに響いて耳触りが良い。恋の熱に浮かされた女の子の心情を絶妙な言葉選びで表現している歌詞が、フランスの帰国子女である彼女の舌先から零れ落ちるたび骨抜きにされる自分がいる。
今年に入って直ぐに出したインディーズアルバムは一つの世界観として既に完成された物になっていましたし、「ユリ熊嵐」のOP"あの森で待ってる"のようにクライアントの作品世界に合わせた作詞も上手にこなす器用さもある。きっとまだまだ引き出しのある方だろうと思う反面、あまり自分で全てをやり続けていると行き詰ってゆきそうな気がしなくもない。ラッパーと組んだ「ミルフィーユ (feat. 彩 -xi-, KAKU, ボンジュール鈴木 & Yuto.com)」のような楽曲をどんどん取り入れて欲しいです。
声は性的なものだから好き嫌いがハッキリするかと思いますが、ボンジュール鈴木さんはかなり広い層にファンが生まれそうな予感がする。これからもアニメに留まらず色んな世界を彩る音を作ってくれることでしょう。
もうすぐ出る予定の新譜も楽しみだ (≡ ワ ≡ *)