吉富さんの暴走は止まらないっ!?「スクール人魚」吉富昭仁/秋田書店/チャンピオンREDコミックス/2013年/漫画/感想
百合本を出したときも、そろそろ本気(本性)出して来たな吉富先生っ!って、思いましたけど、今度のスクール水着な人魚本には開いた口が塞がりませんでしたw
深夜の学校のプールに現れると言う”人魚”の肉を食べると恋が叶うと書かれた手帳を見つけた少女達が、片手に凶器を持ってどう見ても人間にしか見えないスク水の人魚を狩ると言うなんとも奇抜で間抜けな設定がどうにもこうにも笑えるわけですが、少女達は大本気で恋を成就する為にライバルを蹴落とし人魚の肉を喰らい続けるので、もの凄くシュールだけどなかなかに女子の狂気さが怖い学園ホラーになっています。
夜明けまでに人魚の肉を喰らわないと自分も人魚にされてしまって、「ピィ」としか言えない存在になってしまうとか意外と怖いっす(;´Д`)
まあでも吉富先生はホラーが描きたかったわけじゃなくて、スク水の女の子達を描きたかっただけなんだと思うんですよねw旧タイプのスク水をあえて選び、水着独特の皺の入りかたを再現してる辺りにはめっちゃこだわりを感じますwww
初出が数年前で、単発の短編で終わる予定だったそうですが、まだまだ続きが出ることになっているようで、吉富さんも相当力を入れて続きに挑むことでしょう。もう既に1巻で行き詰まってる気がしなくもないですけどねw
そろそろ吉富さんには「EAT-MAN」みたいな硬派な作品に戻って来て欲しいと思ってしまった1冊でした (= ワ =*).。oOスクミズ キライジャナイケドサ.....♡
公式HP http://homepage3.nifty.com/garigarikun/
関連過去記事
『これは変態だぁ!「しまいずむ/吉富昭仁」/つぼみコミックス/芳文社』