http://www.youtube.com/watch?v=Up2aGWD-zpk
記憶を失った街”パラダイムシティ”40年前に全ての人が記憶”メモリー”を失い、それより前のテクノロジーが失われてしまった街。そんな街では、いつも問題ばかりwそんな揉めごとを引き受けるのが、ネゴシエイターの”ロジャー・スミス”。彼は失われたテクノロジーの結晶であるメガデウス・ビッグオーを使用して、事件を解決して行く。
初めてキャラデザを見た時は絶対人気が出ないと思ったほど、全編アメコミ風のデザインで、おそらく期待していた人も少なかったのでは無いでしょうか?
ところが放送が始まってみれば、魅力的な世界設定、魅力的な登場人物、そして魅力的なシナリオ...直ぐに、この重苦しく希望の光さえ見えないパラダイムシティに魅了されてしまいました。
この、記憶を失い朽ち果ててしまった街を、見事に表現する事が出来た大きな要因は、メインの脚本家、”小中千昭”の起用にあったと思います。
脚本家を初めて意識したのが小中千昭さんでした。アニメ"serial experiments lain" 僕のアカウント名の由来でもあります♪
この作品は、ワイヤードと呼ばれる電子の海に、草薙素子並みにダイブしてしまった少女のお話。主人公である”岩倉玲音”は、現実世界と電子の世界の狭間で、自分のあるべき場所を追い求め、結果電子の海を選ぶのですが、そこへ辿りつくまでの過程の描きかたがとてもせつなく、観終わると玲音が愛おしくて仕方無くなった。
後日シナリオ本も読ませていただいたが、更に彼女への思いが詰まっており、小中氏のこのアニメへの思い入れの深さに感動すら覚えました....
ビッグオーでも小中氏の素晴らしい脚本で、大事な季節を失ってしまった、大人の為にあるようなお話ばかりです♪スーロボで知った人も、デザインで毛嫌いした人も、是非パラダイムシティへお越し下さい. ( っ_ _)っ))ペコリ