ここ1年の間、自分でも驚く程、無気力な日々を送っている。仕事で忙しくしていても、無駄に溜息を吐き口を開けば「帰りたい」「疲れた」の繰り返しである。
それでなくとも、気力や体力が目に見えて低下しているところに新型コロナの長期化で、正直メンタルはボロボロだ。少しは気分転換になっていたライブにも行けず、いざ開催の目処がたったイベントでも、今度は自分のモチベーションが上がらず終い。
昨日も延期になっていた新居昭乃さんのライブがようやく開催される日であったにも関わらず、完全に失念していた。既に入金していたチケット代は、微々たるものでも彼女の今後に役立つだろうから良いのだけれど、本当はこういう時こそ必要な音楽すら面倒に感じているのは重症なのではなかろうか?
最近は、些細なことで涙が流れる。流石に人前で流したりするほど、コントロール出来ないわけではないけれど、今そんな泣くような所だった?と云うところで泣いたり、少しでも優しさを感じる場面に出くわすとボロボロ泣けて仕方ない。ほら言ってる傍から泣けてきた....少し思い出しただけで涙腺が決壊している........
きっとこんな壊れ方をしてる人が、大勢居るのでしょうね。今なら漏れなく殆どの日本人が心の病院で鬱認定を貰えそうだ。
こんなザマでも、しんどい冬が明け、少しは気分が上向きになったと思う。
空を見上げる余裕くらいは生まれて来たからだ。
空っぽの自分が眺める空。
其処にはちっぽけな想いとは関連性の無い事象が転がっており、いつ見上げても見たことが有るようで無い物が待っていて面白い。
世界中のあらゆる空を撮る仕事が自分に出来たなら、きっと今よりは気分が良いだろうなと少し思った。