無差別八方美人?

全然無差別じゃないおじさん

性懲りもなく、TSUTAYAからまた.....「感染島」/オーストラリア・ニュージーランド/2011年/映画

 またTSUTAYAから届いてしまいました、B級が...
 自分で気になったものをレンタル候補に入れていたのだから、当然いつかは届いて当たり前なんですけど、本命が発送されず、B級ばかり送られて来るので消化不良気味ですw
 しかし、この頃観ていたB級に比べれば、非常に真剣に作られているし、後味も悪く無いので、そこそこ面白かったです『感染島』
 舞台はオーストラリアのシドニー湾にある島「ロックアイランド」
 そこで人気バンドが集まるフェスが開催されたのだが、その会場に秘密の通路を通ってやって来たカップルが謎のウイルスを島に持ち込んでしまい、眼に見えない驚異が熱狂を恐怖に叩き込む事になる。
 医療機関・軍・政府・被害者達の思惑がすれ違い、どんどん被害が広がってゆく中で、なんとか食い止めようとする主人公達。その絶望的な状況は、ゾンビの存在など必要なく怖いものがありました...(タイトルからゾンビ物だと思ってた(白眼)) 誰かの運んで来たウィルスでいつの間にか死ぬなんてまっぴらごめん!!医療機関でなんて働きたく無いって本気で思いましたねぇ_/乙(、ン、)_
 しかし、最後には救いがあるストーリーなので、パニック物としては2流なのかも...ヒューマンドラマとしても、自分の家族は(息子と娘が島に居た)結局無事なうえ、途中からウイルスより家族の心配ばかりしていたりして役にたたない主人公が3流な感じでしたしねw
 出演している役者さんは、ベテランメンバーが多く、演技は平均以上の質がありましたし、映像の撮り方もまあまあ良かったです。やはりシナリオが悪かったのか....いや、方向性が悪かったのかww
 これがTVドラマならこれで満足かもしれませんが、パニックホラー映画なら絶望的なエンディングが欲しかったし、ヒューマンドラマにしたいなら、もっと家族の危機に山場が欲しかった。明らかに主人公の家族だけは助かりそうな雰囲気でしたからね〜。あと一歩の緊張感が足りないっす(´・ω・`)
 ハッピーエンドも嫌いじゃないけれど、どうにもこういうパニック物は一癖二癖ある作品の方が可愛いです♡
 優等生だけどパンチに欠ける作品は記憶に残らないので、1週間後この作品の残したウィルスは、綺麗サッパリ感染力を失っている事でしょう.........
原題 『PANIC AT ROCK ISLAND』
2011年/オーストラリア・ニュージーランド/91分
[キャスト]
・グラント・バウラー 「エンド・オブ・ザ・ワールド (2000)」「LOSTシーズン4(2008)」「アグリー・ベティ3~4(2008~2010)」
・ヴィンス・コロシモ 「トエンティマン・ブラザーズ (2002)」「デイブレイカー (2009)」
・ジェシカ・トーヴィー「ホーム・アンド・アウェイ」
・アンナ・ハッチサン 「パワー・レンジャーズ ジャングル・フューリー(2008)」 
[スタッフ]
監督 
・トニー・ティルス 「シティ・オン・ファイアー(2008)」