
今までは、知名度がある程度ありそうな作家を取り上げてきましたが、今日の作家さんはかなりマイナーだと言わざる得ないでしょうね...
”斉木一馬”さんのコミックは「シャドウラン」のみ!
の・み!!ですwでもこのシャドウランが僕はとてもお気に入り♪え?”シャドウラン”って何っ?!そうね、そこからだよねww
”シャドウラン”はアメリカ生まれのテーブルトークRPGで、ファンタジー世界と近未来SFが融合した作品。エルフやドワーフが存在して、魔法だってあるのにネットワークが発達したサイバーパンクな世界とか、
凄くないですか?
そんななんでもありな世界で、半分犯罪に近い裏の仕事を請負う連中がいて、彼等は”シャドウランナー”と呼ばれているのです。
それで”シャドウラン”なわけですが、とにかく世界設定が緻密で奥深く魅力的♪エルフなどの特殊な人種達への差別や、企業が国を動かしている事による弊害など、実際の社会にある状況が反映されているのでとてもリアルな世界観なんです。
で、その漫画版を斉木一馬が描いていたわけなんですが...正直絵が上手いかどうかは難しいかもwキャラ絵はとくに好みがわかれる事でしょう。
ただし、建物やメカはかなり気合いが入っていたと思います。とにかく絵は下手でも、キッチリした絵を描く方なので、汚い絵と言うわけでは無いんです。それにあの世界感に、何故かあの絵は合っていたのでは無いかとw
ハードな世界感なので、まともに描いたら暗いだけの作品になるかもしれないシャドウラン。斉木一馬という作家がいたからこそバランス良く明暗を表現出来たのでしょうね♪まあ、あの作画を見たら次回作のオファーは難しかったかもしれませんが、もしも”シャドウラン”が”ソードワールド”並みに人気のTRPGとして日本に根付いていれば、彼はまだコミックを描いていたでしょうかね....
ネットで調べてもほぼ情報ゼロだったので、この作品を最後に作家を辞めたのかな?メカは結構好きだったし、まだ何作か描いて欲しかったです。これだけ情報が無いとホントにさみしいですな......
ちなみにシャドウランはゲーム化もされており、SFC、メガCD、XBOX360でシャドウランを題材にしたものが出ています。僕は全て持っていますけど、全て挫折しております.....こんなんばっか(´・c_・`)