今年のMotoGPもバレンシアで終わりを迎えましたが、とにかくスペイン勢が強過ぎましたね。
全戦、全クラス通して、スペイン人以外で優勝したのがMoto2の”スコット・レディング” ”ミカ・カリオ”、そしてアッセンで優勝した最高峰クラスの”バレンティーノ・ロッシ”のみ。今年から表彰台で流す曲をレギュレーションでスペイン国歌に定めたかのようだった。
ここ数年スペイン人が目立っていたのは事実ですけど、常に優勝争いするのがスペイン人ばかりというのは、他の国のライダーにとって臍を噛む想いだったに違いありません。
だからスペイン人であるマルケスの最高峰参戦1年目でのチャンピオンも、あまりに順調過ぎて可愛げが無いように感じてしまいました。「それ」を期待していなかったと言ったら嘘になりますけどねw ただ、去年に引き続き好調なHONDAのマシンの助けがあったことを差し引いても、同じマシンを駆るペドロサに差を付けてのチャンピオンですから、マルケスの速さは本物だとは思います。対照的にハングリーさにムラがあるペドロサの不甲斐なさを感じる1年でもありました。
それに比べて、スペック面でほんのわずか及ばないYAMAHAのマシンでロレンソはよくマルケスと戦ったと思います。どんなに不満があっても黙々と結果だけが全てだと走りに集中するロレンソ。今までそれほど好きじゃなかったんですけど、彼の自分と向き合う姿勢にはグッと来ました。 最終戦序盤で、ペドロサと見せた意地のぶつかり合いに誰もが流石だと感じたはずです。 来季もYAMAHAのエースとしてマルケスやペドロサと張り合って欲しいですね。
そして14年連れ添ったチーフメカニックを変える決断をしたロッシの覚悟にも期待したい。来季のロッシがもう少し上位で勝負出来る場面を作ることが出来れば、更にMotoGPが盛り上がることでしょう。
とにかく若きチャンピオンライダーの誕生を祝福しましょう。おめでとうマルク・マルケス(★´・x・ノノ '`゚チ'`゚チ ♪
子供頃からベビーフェイスで可愛いやっちゃ|ω・`)