実在する連続殺人鬼を模倣した男に母親を殺された女性記者”ローラ”は、彼女に気がある刑事から情報得て、犯人を分析し記事にするのだが、その結果自分の身にも危険が及ぶ事になってしまうと言うサイコスリラーなのですが、如何せんディティールが酷い....
演技も下手。演出も下手。シナリオも練り方が足りない....低予算なのが丸わかりな完成度で、これがアメリカ製のうえ2008年の作品とは到底信じられませんw 良く見掛ける海外ドラマの質にも届いておらず、何処となく英国産のドラマを思わせる色使いなのも古臭く感じます。
連続殺人犯が被害者の血で告白とも犯行声明とも取れる日記を書き記し、夜な夜な犯行を繰り返す合間に、実在の殺人鬼の犯行を再現したかのような映像が何度か流れるのですが、それがまとまりが悪くだらだらと続き、ただただテンポと気分が悪くなってゆきます....
どうにも犯人達の自分勝手な感情の流れを、哀れみを持って伝えようとしてるかのように見えて来るのが、尚更胸くそ悪い感じでした。小手先の血みどろ小道具ばかりに頼って嫌悪感を煽るだけ煽って、結局何を残したくて作ったんだこの映像作品....そんなモヤモヤばかりが頭に残りました(´-`).。oOもやもや〜
連続殺人犯との決着を経て、自らも新たなステップに上がってしまったかのようなローラの終わり方を、ちゃんと描く事が出来ていれば、もっとゾクゾクするようなものになった事でしょうね。
あ、そういえば無駄に日本語吹き替えが入っているのも無駄に驚きでしたよー(棒