無差別八方美人?

全然無差別じゃないおじさん、はてなブログに引越し中です。

なぁ〜つがすぅ〜ぎぃ〜♪〜夏アニメ総決算〜

あまりにも目紛しく入れ替わるTVアニメ。
油断したら一気に置いて行かれそうな波を今期も乗り切った(?)気がする....
今期は飛び抜けて凄い!っていう作品があったという記憶より、満遍なく良作が揃った感じでした。
まさかの日常系ドラマに泣き笑い怯えた「がっこうぐらし!」、『SHIROBAKO』に続けと言わんばかりに声優業界を切り取った「それが声優!」、江戸川乱歩の世界を今風にディフォルメし、欺瞞と陶酔を程よくシリアスとコミカルに織り交ぜた「乱歩奇譚 Game of Laplace」、一部の思春期の子供が一時期だけ発症する感染症として超能力を扱かった「Charlotte」、男女の性交描写を目にするより、犬のように盛って自慰を開始する描写を見てしまう方が百万倍動揺するのだと教えてくれた「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」、あげればキリが無いほど粒ぞろいでした。
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少年にしておくのが勿体無いというか、ある意味最強の悪女(?)である小林少年のくびれと尻は至宝だった。
例によって次のシーズンありきの作品も多かったですよね。
以前映像化された時の作画や声優陣に思い入れがありすぎて、そこまでハマり切れなかった「アルスラーン戦記」もなんだかんだ続きは見たいし、魔神復活を食い止めるべく旅を開始する6人の勇者たちが「一人多いっ!」と疑心暗鬼になる新感覚のファンタジーが印象的だった「六花の勇者」も『またかよっ!』って思わざる得ない終わりを迎えているから先が気になって仕方ない。やりん込んだVRオンラインゲームのサービス終了と共に、ゲーム世界に閉じ込められた主人公が、恐ろしいまでの能力を振るって新たに出没したファンタジー世界を席巻してゆくのが心地良かった「オーバーロード」も、初めは詰めの甘さばかり目について途中で観るのを止めようかと考えもしましたが、今ではもっともっと見たくなっています。
全国の青少年達というか、脳年齢が若い世代は「監獄学園」にもビンビンに反応してましたね。どうしようもなく馬鹿な男子達と、大真面目に間抜けでエロい醜態を晒す女子生徒達の救いようの無さが視聴者の腹筋と性欲にバシバシ働きかけてくる作品でしたから、内容が内容の割に年齢性別問わず人気があったように思います。キャスト陣も良かったですよね。本当に切っれ切れでした。「下ネタの〜」といい、エロ枠の質も高かったです今期。意外に「モンスター娘のいる日常」にも良いところがあった気がします。
実写化なんてして、大丈夫なの.......かっ!キリ
そんな風に身体が自然と受け入れてしまう作品とは対照的に、現実問題とダブってしまって素直に楽しめない作品も幾つかありました。安保問題が騒がしい時期に放送された「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は、自衛隊が突如開いたゲートをくぐって異世界に駐在し現地住民達と戦ったり交流を深めたりする内容が、現実味を帯びて来た外国への自衛隊派兵と重なり、ファンタジーとして都合良く進むストーリーも相まって複雑な心境になりましたし、制作会社の倒産騒ぎのせいか中途半端な内容で事切れた「GANGSTA.」は、今期かなり気に入っていた作品でしたので大変ショックでした。意図して作られたものであれ、意図していない状況であれ、世の中に創作物を出すというのは大変なことなんだなと、他人事ながら考えさせられました。「干物妹!うまるちゃん」や「のんのんびより りぴーと」なんかで可愛い女の子たちがバタバタと楽しく動いている姿を見てるとうっかり忘れてしまいますけどね....
女の子が可愛いで言うと、王道ラブコメも枚挙に暇がなく「青春×機関銃」「城下町のダンデライオン」「赤髪の白雪姫」「実は私は」や、ついでに90年だいのTVドラマ手法が賛否を分けた「Classroom Crisis」も含めれば充実していました。2クール楽しませてくれた「俺物語」「境界のRINNE」だって最高に幸せをお裾分けしてくれました。
本当の本当に、ここで一つずつ感想を言い尽くすのが困難なほど充実したラインナップでしたから、それが次々と終わってゆくのが大変寂しかったです。
もう新たな季節が始まっていますが、あと何度こんな思いをしながら生きていくんでしょうね。
たかがアニメと言えど、別れはやっぱり....
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