若者からオッさんまで大好評のうちに終わったガンダムビルドファイターズトライ。
毎回何かしらのサプライズで飽きさせない作りが非常に上手かったです。
特に30〜40代ほどのファンにとってたまらなかったのが、11話の最後に降臨したレッドウォーリア(パーフェクトガンダムⅢ)でした。
元々ビルドファイターズの自作プラモを機器にセットしてバトルすると言う発想は、”やまと虹一”さんの漫画「プラモ狂四郎」が産み出した物だったので、プラモ狂四郎に登場するオリジナルガンダムが活躍するシーンがいつか見たいと思っていたところに、名人カワグチによるアメイジングレッドウォーリアが神のごとく降りて来たので年甲斐も無く興奮していましたw 当然のことではありますが、ビルドファイターズの製作陣もプラモ狂四郎を深く愛していたと言うことなのでしょうね。やまとさんも大喜び♪
やまと虹一さんによるレッドウォーリアVSガンダムアメージングレッドウォーリア。
玩具を売るため富野さんが仕方なしに登場させたメカに大喜びな子供達
この手の自転車流行ったんです
そうそうシンナー臭いって言われるよね(白目
お茶の水博士でも無いのにこの技術力半端ない模型屋のオヤジさん
ビビビッとデータを読み込んで
俺が私が操るのです
ある意味とてもSFだったんじゃ無いかと感じさえするプラモ狂四郎の良いところは、プラモ同士を戦わせることに留まらず、現行のプラモキットの特性を理解したバトル表現をしていたことだと思います。あのパーツはハメコミ式だから外れ易いとか、足の可動部分が少なかった当時のプラモの弱点も上手く展開に活かし、じゃあそれを改善するにはどうしたら良いのか?まで言及しているので、ついつい自分でもプラモを作り改造をしたくなるのです。
ビルドファイターズはストーリーのテンポが優先された作品なので、プラモを作る時の一工夫がどれだけ楽しいものかあまり表現出来ていないのが少し残念。そもそも今のプラモはパーツの合いの悪さや可動部の狭さに悩まされないし、接着・塗装の必要も無いくらいだから、プラモ狂四郎のような見せ方が成り立たないのもありますよね(昔のキットは色プラじゃなくて当たり前、合わせ目ガタガタ、基本接着剤必要で場合によってはビス留め箇所もありました)
プラモ狂四郎から30年以上経った今もプラモを操作して熱くなる作品が人気を得るというのは、まだまだ実際のロボットに乗る時代は遠い話だという証拠でもあります。
本物のMSはいつになるか分からないし、プラモを作ってバトルというのも勿体ない話なので、現実にしか感じない仮想空間を味わえる時代に期待したいです。
(*・ω・*)取りあえずグリモア作ろうかな....