むかし、むかし、あるところに、親にいくらねだっても、げーむを買ってもらえない男の子がおりました。
男の子のともだちは、みんな”ふぁみり〜こんぴゅ〜た〜”であそんでいるのに、男の子はいつも、ともだちがあそんでいるのを見ていることしかできません....
そんなある日、かぞくでよった本やさんで、男の子は、”げーむぶっく”とかかれた本をみつけました。なんと!その本は、もじをよむだけで、げーむをあそんだかのようなきもちになれたのです♪
その日から、男の子はあそんだことのないげーむの”げーむぶっく”をかいつづけ、なんどもなんどもよんでくらしたとさ....めでたしめでたし?
ファミコンが家に来たのは、小学6年生の時でした。しかもそれは大学生になった方が要らなくなった物を、父親が貰って来たもので、既にボロボロだった....
ファミコンが家に無いと、まず話題についていけない時代でした。すると仲間はずれの原因にも繋がります...あの時代はホント切なかった...・゚・(ŏ﹏ŏ๑)・゚・。
ゲームの無い寂しい思いを慰めるために僕がした事、それは持ってもいないゲームの攻略本やゲームブックを買うというもの。
あの頃の攻略本は、基本的に最後までは載っていませんが、読むだけである程度ストーリーや世界観を味わう事が出来るため、穴があくほど読み直した覚えがあります。
ただそれだけ読み倒した攻略本では、ストーリーを味わい切れないのも確か....そこでハマったのがゲームブック♪
読み進めると、選択肢が出て来て、こちらなら何番、あちらなら何番に進めと言う支持が出ます。そうして自分で分岐を選び読み進め、最後まで読めれば終わりという感じ♪ADVゲームみたいな物だと思って下さいwエンディングも幾つもあり、ほぼ総当たりで進める事もしばしば。でもそれがまた燃える!RPG物のゲームブックだと、ちゃんとアイテムやレベルまであるので、かなりルートを考えながらプレイしなければいけません。やり応え抜群www
各社から出ていましたが、主に ”双葉文庫” "創元推理文庫" "エニックス文庫" の物を良く読んでいました。双葉社は、ゲーム物以外にも ”ルパン三世” シリーズもあり、かなりお気に入り♪
創元推理文庫は、洋画原作の物があり、ページ数も多めで読むの大変だったかなwエニックスは言うまでもなくドラクエが強みでしたwww
他にも、”社会思想社”から出ていた、「アドベンチャーゲームブック」シリーズも凄そうでしたね!テーブルトークで有名な「山本 弘」さんや、ピーター・モリニューと”ライオンヘッド・スタジオ”を立ち上げた”スティーブ・ジャクソン”などの著作まであるという、コアなファン向けのゲームブックだったようです。僕は友達に貰った一冊だけプレイしました。子供には若干難しい感じでしたねww
ボードゲームやテーブルトークが下火な現代で、まず需要が無いであろう「ゲームブック」当時は本当に宝物だった♡何度も読んだせいで、表紙がボロボロだったり無かったりもしています。何度もページをいったりきたりする不便ささえ、楽しい時代だったなぁ.....
あの頃の、素晴らしき忍耐力に乾杯....